【DX推進企業のキセキ②】ワンオペDXからAI組織化へ!株式会社イントロダクション髙橋 勇也社長が目指す『社員への利益還元の最大化』

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生成AI活用と人事領域へのDX拡張と組織変革

生成AI活用と人事領域へのDX拡張と組織変革

生成AIの活用にはかなり注力されているのですね。

髙橋氏

「そうですね。実際のプロジェクトでも、すでにAIを使って開発している現場がありますし、社員がそうした環境に入るケースも増えています。一方で、セキュリティの関係でAIが使えない現場もあるため、社内で学べる環境を整えることが重要だと考えています。」

社内環境としてはどのような整備をされていますか。

髙橋氏

「すでに全社員がAIを使える環境は整えています。社内ツールとして導入しているGoogleの基盤上でAIが利用できるようになっており、今後はそれを社内研修でどう活用していくかがポイントです。」

AIの活用について、具体的にはどのように取り入れていらっしゃいますか。

髙橋氏

「例えば、自社の強みをどう打ち出していくかといった壁打ちをAIと行ったり、ホームページに掲載する文章を複数パターン作らせて比較したりしています。最終的な調整は自分で行いますが、かなり効率化されています。

また、動画生成にも取り組んでいて、YouTube用の1分動画をAIだけで制作する実験も進めています。昨年まではできなかったことが、今年は当たり前のようにできるようになってきています。」

今後の方向性はどのようにお考えですか。

髙橋氏

「人事労務領域をAIで強化したいと考えています。まずはストレスチェックの高度化です。現在は年1回が基本ですが、それではタイミングによるブレも大きく、実態を捉えきれない部分があります。そこで、AIを活用して、より高頻度でコンディションを把握できる仕組みを構築したいと考えています。たとえば日々のデータからメンタル状態や離職リスクを検知し、アラートを出すような仕組みです。

医療の世界でいう『早期発見・早期対応』と同じ考え方といってよいでしょう。問題が大きくなる前に気づいてフォローできる体制をつくりたいと思っています。ただ最終判断は人が行うべきですね。AIにすべて任せるのではなく、『補助として使う』のが現実的でしょう。」

テクノロジーと人のバランスが大切ということですね。

髙橋氏

「そうです。効率化はAIで進める一方で、1on1や健康支援のような人間的な接点も重視しています。具体的には、1on1ミーティングを毎月実施しています。

SESという働き方の特性上、社員同士が顔を合わせる機会が少ないため、会社とのつながりを意識的に作る必要があります。飲み会などもありますが、参加しない人もいますし、それだけでは不十分だと考えたからです。

また、テーマパークに行く費用を会社で補助する取り組みもあります。特定の日に全員で行くのではなく、それぞれが家族や友人と自由に行っていいという形です。目的は『とにかく歩くこと』です。エンジニアはどうしても運動不足になりがちなので、健康面の改善にもつながることを期待しています。」

DXは思想である——現場からの実践的アドバイス

髙橋社長は、DXとは何だとお考えですか。

髙橋氏

「ツールではなく『思想』だと思っています。『何のために効率化するのか』が重要で、当社の場合はそれが『社員への還元』でした。ここがブレるとDXは単なるシステム導入で終わってしまうでしょう。」

最後に、これからDXに取り組もうとしている企業へのアドバイスをお願いします。

髙橋氏

「まずは、できる範囲からでよいのでDXに着手してみる。そして、AIを使ってみることですね。今は比較的低コストでAIを導入できますし、実際に触ってみないと何ができるか分からない部分も多いです。いろいろ試していく中で、『これは業務に使えそうだ』というポイントが見えてくるはずです。

ただし、すべてを一気に変える必要はありません。業務を分解して、できるところから改善する。そんなスモールスタートで構いません。そして、自社でやる部分と外部に任せる部分を分ける。そのバランスが一番重要なのではないでしょうか。」

やり続けていく中で、得られたノウハウを外部に提供することもできるわけですね。

髙橋氏

「そうです。当社も現在進めているシステムの進化を通じて得たノウハウは、将来的に外販していきたいと考えています。AIの活用や労働環境の改善は社会的な関心も高いテーマですので、十分にニーズはあると思っています。」

【取材を終えて】

今回の取材を通じて印象的だったのは、DXを単なるIT導入ではなく「社員への還元を最大化するための思想」として捉えている点です。バックオフィスの自動化から始まり、AI活用、そして人事・健康領域へと広がる取り組みは、現場主導のリアルなDXの姿を示していました。

一方で、属人化や組織への浸透といった課題も残されており、変革はまだ途上にあるようです。今後、個人依存から組織的なDXへとどう進化していくのか、その動向が注目されます。

 DXportal®編集部

株式会社イントロダクション

株式会社イントロダクション

所在地:東京都新宿区大久保二丁目5番22号 セキサクビル6階

代表取締役:髙橋 勇也

事業概要:

  • System Engineering Service 事業
  • 社内受託開発事業
  • ビジネスサポートアプリ「DX-Touch」
  • 東京情報マネージメント事務所
  • パソコン教室

ホームページ:https://www.introduction.tokyo

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