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「打刻とログの乖離」を自動で解決!なぜ『Zoho Log360』が、2026年法改正対策の最短ルートなのか
貴社では、タイムカードの打刻が定時を示していれば、それで労務管理は足りていると判断していないでしょうか。2026年の労働基準法改正を前に、自己申告に依存した労務管理は企業を守る盾にはなり得ません。労働基準監督署の調査や労働紛争の場で問われるのは、客観的なデータに裏打ちされた事実だからです。
「手作業でのログチェックは情報システム部門の負担が大きすぎる」
「専門知識のない担当者には読み解けない」
そのような課題を抱える経営者やIT担当者は、決して少数ではないでしょう。その解決策の一つが、本記事で取り上げる統合ログ管理ツール「Zoho Log360」です。
打刻と実稼働の乖離を自動で検知する仕組みと、専門人材がいない組織でも導入初日から運用を開始できる理由を、具体的な事例とともに解説します。法改正への対応を、データに基づく健全な経営体制へ移行する好機として捉えるためのヒントを、貴社の状況に照らして考えてみてください。
【本記事の要点】
- 2026年労働基準法改正に向け、打刻データだけでは企業を守れない時代に入っている
- Zoho Log360は専門知識不要で打刻と実稼働の乖離を自動検知できる
- ログデータは監視ではなく、社員を正当に評価し会社の正当性を証明する証拠として機能する
- セキュリティ対策と労務管理を単一の投資で同時に実現できる
労働管理は「証拠」の時代へ

ある中堅メーカーの総務部長Aさんは、自社の労務管理に自信を持っていました。クラウド勤怠システムの記録上、エンジニアのBさんの残業は毎月20時間程度、退勤打刻も毎日18時台に完了していたからです。当然ながら、経営側は「Bさんに無理な働き方はさせていない」という認識を持っており、数字のうえではその判断に根拠があるように見えていたのです。
ところが、Bさんがメンタル不調で長期休職することになった後、家族からの指摘をきっかけに実態調査を行ったところ、衝撃の事実が明らかになりました。ログに刻まれていたのは、打刻データには一切現れない深夜の稼働実態であり、そこから浮かび上がるのは「安全配慮義務」という経営リスクの問題だったのです。以下では、その詳細を順に見ていきましょう。
ログが語った打刻の裏側
当時、この会社にはログを自動解析するシステムがなく、情報システム部門が数日かけて手作業でPCのイベントログやVPN(仮想専用線)接続履歴を精査しました。すると、打刻上の退勤時刻18時を過ぎた後も、深夜2時・3時までプログラミングソフトが稼働し続け、チャットツール上でも激しいやり取りが続いていた痕跡が大量に確認されたのです。
Bさんは責任感から退勤の打刻を済ませたうえで、会社に知られないまま深夜まで業務を続けていました。いわゆる「隠れ残業」が常態化していたわけです。
安全配慮義務という経営リスク
Bさんの「隠れ残業」に対して、会社側は「本人が自発的に行ったことだ」と主張しましたが、客観的なログデータが存在する以上、深夜にシステムが稼働している実態を把握せず放置していた点に安全配慮義務違反があるとみなされました。安全配慮義務とは、企業が従業員の健康・安全を守るために必要な措置を講じる法的義務のことです。
A部長は後にこう振り返っています。「打刻が定時だから問題ないと思い込んでいたのが間違いだった」と。
もし打刻とログの乖離を自動で検知できる仕組みが社内にあれば、Bさんが倒れる数ヶ月前に是正のアクションを取れたはずです。この事例は、労務管理における「証拠」の所在が、企業の経営リスクを左右する時代の到来を示しています。
Log360とは:ITセキュリティと労務管理をシンプルに統合

「ログ管理」と聞いて、高度な専門知識が必要な難解なシステムを想像する方は少なくないでしょう。実際、多くの中小企業のIT担当者から「ログの解析は情報システム部門の負担が大きすぎる」「専門知識のない担当者には読み解けない」という声が聞かれます。
しかし、そうした障壁を取り払うコンセプトで設計されたのが、ManageEngineが提供する統合ログ管理ツール「Zoho Log360」です。
- ログ管理
- Active Directory(社内ネットワークのアクセス権限を一元管理する仕組み)監査
- クラウドログ管理
- コンプライアンス対応
- 機密データ保護
Log360は、こうした現代のITガバナンスが抱えるさまざまな課題を、一つのインターフェースで解決する統合ツールです。「複雑な仕組みをシンプルにする」というコンセプトのもと、以下の主要機能を統合して企業のガバナンスを支えています。
| 機能名 | 主な役割 | 特徴と活用シーン |
| ADAudit Plus | Active Directory監査 | 誰がいつログインし、どのファイルにアクセスしたかを詳細に記録。不自然な深夜ログインも検知する。 |
| EventLog Analyzer | ログ管理 | PC・サーバー・ネットワーク機器からの膨大なログを収集・解析・保存。客観的証拠の母体となる。 |
| M365 Manager Plus | Microsoft 365管理 | Teamsの操作やメールの送受信ログを可視化。クラウド上の見えない労働を透明化する。 |
| Log360 UEBA | ユーザー行動分析 | AI(機械学習)を用いて通常の行動パターンから逸脱した深夜作業や大量データ持ち出しを自動検知する。 |
これらの機能が一つのシステムに統合されている点が、Log360の最大の特徴です。本来であれば個別に予算を組む必要があるセキュリティ対策と労務管理を、単一の投資でカバーできる点は、リソースに制約のある中堅・中小企業にとって見逃せない優位性といえるでしょう。
なぜLog360は「導入の壁」が低いのか

高機能なログ管理システムの導入をためらう理由として、経営者やIT担当者が最も多く挙げるのが「運用の難しさ」です。これまでもログ管理システムを「導入したはいいが、結局使いこなせなかった」という経験を持つ企業も少なくないでしょう。Log360はその課題に対し、2つの技術的アプローチで応えています。
エージェントレス設計による導入負荷の排除
通常、社員のPCを管理しようとすると、対象となる端末一台一台に監視用ソフトウェア(エージェント)をインストールする作業が発生します。台数が多いほど工数はかさみ、PCの動作が重くなるという問題も生じます。社員数が数十名を超える組織であれば、この作業だけで相当な時間と人的コストがかかることは容易に想像できるでしょう。
対して、Log360はエージェントレス設計を採用しているため、管理対象のPCに特別なソフトウェアをインストールする必要がありません。ネットワーク経由でログを自動収集する仕組みにより、社員側への負担をかけることなく、導入したその日からログの蓄積を開始できます。
バラバラなデータを「共通言語」へ自動変換
PC、サーバー、VPN、Microsoft365など、各機器やサービスから出力されるログの形式はそれぞれ異なります。これらを横断的に読み解くには、本来であれば高度な専門知識が求められます。
Log360はこれらのログを正規化(Normalization)処理によって共通フォーマットに自動変換し、「誰が、いつ、何をしたか」という形式のレポートとして出力します。専門的なログ解析の知識を持たない担当者でも直感的に状況を把握できる点は、専任のIT人材を確保しにくい中小企業にとって、導入障壁を大きく下げる要因となっています。あなたの会社の情報システム担当者は、現在どのくらいの時間をログの手作業解析に費やしているでしょうか。
執筆者
DXportal®編集部
大野 良康
株式会社エイ・シームジャパン営業部所属
カスタマエンジニアとしてIT業界へキャリアをスタート。そこで培った技術的知見を活かし、その後は金融や保険業界の運用SEとして、重要システムの安定稼働を支えるキャリアを積み上げた。その後、技術とビジネスを結びつけるべくIT営業へ転身。顧客の課題解決を直接支援するソリューション営業や、協業を通じて価値を最大化するパートナー営業を経験。技術と営業の両方の視点を持つことが強み。