大谷翔平に学ぶDX成功法則!目標達成のための「二刀流」戦略

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DXにおける「二刀流」戦略

DXにおける「二刀流」戦略

大谷翔平選手の代名詞とも言える「二刀流」。投手と打者、全く異なる二つの役割を高いレベルで両立させる姿は、私たちに多くの感動と勇気を与えてくれます。これは、まるでビジネスにおけるDX推進そのものです。DXもまた、「攻め」と「守り」という、異なる性質を持つ二つの側面を同時に追求していく「二刀流」戦略が求められるからです。

DX推進における「攻め」とは、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)といった最新技術を導入し、新規事業を創出したり、既存事業にイノベーションを起こしたりする、積極的な成長戦略を指します。企業の未来を切り拓くための、まさに攻撃的な一手です。

一方で、企業の持続的な成長には「守り」のDXが不可欠です。「守り」のDXとは、基幹システムの刷新やセキュリティ対策の強化、業務プロセスの効率化などを通して、企業運営の基盤を強固にし、リスクを低減する戦略です。これらは地味に見えるかもしれませんが、盤石な土台がなければ、どんなに素晴らしい「攻め」の戦略も砂上の楼閣となってしまいます。

実際、DXに成功している多くの企業は、推進の最初のステージにおいてこの「守り」のDXを重視しています。基盤を固めた上で、「攻め」のDXへと舵を切ることで、より大きな成果へと繋げているのです。

まさに、大谷選手が投手として球速や奪三振数を追求し、打者として本塁打を量産するといった「攻め」のパフォーマンスを最大限に発揮し続けるために、日々の入念な身体管理や基礎的な技術の反復といった「守り」を徹底しているように、企業も「守り」のDXによって強固な土台を築くことが、「攻め」のDXを成功させるための必須条件となるのです。

真のDXを推進し、持続的な成長を遂げるためには、大谷選手が「二刀流」で成功を築くために地道な基礎訓練を大切にしたように、DXにおいても革新を起こす「攻め」と基礎となる「守り」の両輪をバランス良く回していかなければなりません

まとめ~大谷翔平から学ぶDX目標達成の秘訣

野球界の常識を覆す「二刀流」で、世界に感動と興奮を与え続ける大谷選手の成功は、単に才能や努力だけで成し遂げられたものではありません。そこには、明確なビジョン、継続的な努力、そして変化への柔軟な対応力といった、普遍的な成功法則が隠されています。

DX推進においても、これらの要素は極めて重要です。

  • 目標を明確化する
  • 達成するための具体的な計画を立てる
  • たゆまぬ努力を続ける
  • 変化に柔軟に対応する

これが、DXを成功へと導く当たり前でいて普遍的な方法なのです。

まさに、大谷選手が「二刀流」という新たな道を切り拓いたように、私たちも既存の枠にとらわれず、柔軟な発想と行動力で、DXという未知の領域に挑戦していく必要があります。

大谷選手の成功から学び、DX推進のヒントを得ることで、皆様のビジネスが大きく飛躍することを願っています。

山田 元樹

執筆者

株式会社MU 代表取締役社長

山田 元樹

社名である「MU」の由来は、「Minority(少数)」+「United(団結)」という意味。企業のDX推進・支援をエンジニア + 経営視点で行う。
最近の趣味は音楽観賞と、ビジネスモデルの研究。
2021年1月より経営診断軍師システムをローンチ