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我々は「今」を生きる「未来人」である|【2026年】年頭のあいさつに代えて

我々は「今」を生きる「未来人」である|【2026年】年頭のあいさつに代えて

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

2026年という新たな年が始まりました。かつて私たちが語り合った「デジタルな未来」は、今や手元にある現実となりました。

デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉が日本で急速に普及し始めた2018年頃、この2026年という数字は、遥か彼方の到達点を指し示す記号でした。多くの公的指針や経済レポートが、「2025年の崖」を乗り越えた先に待つ理想的な社会の姿として、この時代を展望してきました。

そして今、私たちはその予測された未来の真っ只中に立っています。過去の私たちが懸命に描き、渇望した未来を、私たちは現在進行形の日常として生きています。この一点において、2026年を生きる全企業人は、いわば「今を生きる未来人」であると言うことができます。

数年前まで、クラウドの活用やデータの利活用は、一部の先進的な企業のみが享受できる特別な戦略と見なされてきました。しかし、2026年のビジネスシーンにおいて、これらはもはや基礎的な素養であり、企業の存続に欠かせないインフラへと変貌を遂げました。

レガシーシステムからの脱却を図り、柔軟なIT基盤を構築できた組織は、かつてない速度で変化する市場環境に適応しています。一方で、最新技術を前提とした事業構造への転換を後回しにした組織との間には、収益性や生産性の面で明確な格差が生じているのが現状です。

私たちが立っているのは、かつての空想が実用的な現実へと完全に置き換わった、歴史的な転換点に他なりません。

特にAIの進化は、私たちの立ち位置を劇的に変化させました。

数年前の生成AIブームを経て、現在のAIは単なる珍しいツールではなく、実務における不可欠なパートナーとして定着しています。定型業務の自動化は当然の前提となり、現在は高度な推論や経営判断の支援、さらには顧客一人ひとりに最適化された体験の提供にまで、その役割を広げました。

かつては専門的なプログラミング知識を必要としたデータ解析も、今では自然言語を通じた対話のみで、精度の高い洞察を得ることが可能です。情報の格差が縮小する一方で、技術をいかに使いこなすかという「思想」の差が、企業の命運を分ける時代となったのだ、といってよいでしょう。

「未来人」という言葉には、過去の制約から解き放たれ、新たな可能性を手にした者という意味を込めています。

かつての経営を縛り付けていた物理的な制約や情報の不透明性は、テクノロジーの力によって解消されつつあります。2026年という過酷な時代を勝ち抜く経営者は、リアルタイムで可視化された経営資源に基づき、次なる一手を瞬時に判断する力を備えていなければなりません。

これは、以前のビジネス環境では到達し得なかった高次な領域です。私たちは、過去の世代が直面した困難をテクノロジーによって克服し、より創造的な活動にリソースを割くことができる特権を享受しています。

しかし、技術の進化は止まることを知りません。私たちが「未来人」としてこの時代を謳歌するためには、現状に安住することなく、自らを更新し続ける姿勢が求められます。

中小企業が直面する課題は、単純なツールの導入から、デジタルを前提とした組織文化への変革へとシフトしました。これまでの慣習を疑い、最新の知見を柔軟に取り入れることで、停滞感を打破する新しい経営戦略を構築できます。

株式会社MUは、こうした変革の最前線に立つ皆様を支え、共に歩むパートナーであり続けたいと考えています。

私たちは、テクノロジーが人々の生活を豊かにし、社会全体を明るく照らす世界を信じて疑いません。デジタル技術は、人間の役割を奪うものではなく、むしろ人間の創造性を最大限に引き出すための装置です。

本年も当社は、DXportal®を通じて有益かつ実践的な情報を発信し、各企業が次なる成長を描くための伴走を継続します。全社員が一丸となり、技術革新がもたらす恩恵をあますところなく社会へ還元できるよう取り組む。

2026年という「未来」を共に生き、新たな価値を創造していく決意をここに表明いたします。

私たちが手にしたこの「未来の力」を正しく行使し、次世代へと繋がる確かな足跡を残していきましょう。本年も変わらぬご厚誼を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

株式会社MU 代表取締役社長 山田元樹